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ストレスと不眠はエストロゲンの減少させ、ダイエットが困難な体質をつくる

女性ホルモンであるエストロゲンの産生が低下する理由に「閉経」というのがありますが、それだけではありません。

 

「蛋白質や脂肪はとるのはいや~」と考えておられる方は早期閉経のリスクは非常に高いです。

なぜなら、そういう方の多くはダイエットの方法に関する誤った情報を信じているがために、エストロゲンの材料であるアミノ酸やコレステロールを積極的にとらないので、その結果、ホルモン不足となり、ストレスと合わさって自律神経失調状態になります。

こうなるとエストロゲン産生を指令している神経の機能も低下するので、一気にエストロゲンの産生は低下する(=女性としての美しさも失う)というわけです。

 

エストロゲンは、内臓脂肪を減少させ、食欲を抑えるレプチンという満腹ホルモンの分泌を促進する働きがあります。

レプチンは、そのため、脳に満腹サインを送ることで、食べすぎを防止してくれています。

 

しかし、エストロゲンが減ると、レプチンが減少します。

そして、今度は、空腹ホルモンであるグレリンが増加し、食欲がアップして、太りやすくなる為、ダイエット効果は大幅にダウンします。

 

まとめると、エストロゲンがあがっている時がダイエット効果が高いということになります。

エストロゲンの分泌が多い時期は、卵胞期と呼ばれ、比較的カラダも心もお肌も安定し、体調が良い時期です。

女性は体温を測定されている方の場合、低体温から高体温に切り替わる直前ということになります。

一旦、高体温になると、今度はエストロゲンが減り、もう一つの女性ホルモンであるプロゲステロン増加で、今度は食欲が増えてしまいます。

イライラして、情緒不安定になりやすくもなります。

 

プロゲステロン(黄色ホルモン)が多く分泌されている時期は、体や心が疲れやすい状態となる為、ダイエット効果がダウンします。

 

以下まとめます。

 

(エストロゲンの作用)

① 脂肪燃焼を助ける 

② 内蔵脂肪を減少させる 

③ 満腹サインを送る

 

(エストロゲンが不足する原因)

①ストレスや不眠による自律神経異常 

②「蛋白質や脂肪はとるのはいや~」の方 

③閉経

注)エストロゲンが減れば女性としての若々しさやプロポーションを失う