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野菜ジュースは肥満のもと

世の中に出回っている100%ジュース。

いかにも健康になれそうで、生野菜やフルーツをたべなくてもこれがあれば大丈夫って思っている方は結構多いです。

果汁の水分を飛ばして濃縮しその後に水を加えて元のジュースに戻す方法を濃縮還元といい、多くの野菜ジュースはこの製法で作られております。

濃縮還元という言葉は良いイメージを持っている方が多いのが問題なのですが、あくまで水分を飛ばした分、輸送のコストが節約できるというだけで、濃縮還元を使った方法が健康にいいわけではないのです。

濃縮還元を用いた製造法には問題点はたくさんあります。

市販の野菜ジュースは、健康になるためのコストパフォーマンスが悪く、そもそも野菜の質が分からない(質が悪く、残留農薬はついている可能性が高いし)、加える水の質も不明、食塩、糖分、香料、添加物の存在、加熱処理による栄養素の破壊(βカロチンやリコピンは加熱処理により効率はあがる)、特にビタミンCと食物繊維の損失が問題です。健康と思ってがんがん飲んでいる人は肥満になりやすくなります。

「1日分の栄養がとれる」といううたい文句も、1日必要とされている350gの野菜から作られているという意味で、もしかしたら栄養価に乏しい350gの野菜から作られているかもしれませんし、製造過程で喪失している栄養分は補われているわけでは必ずしもないのです。

「本物」の野菜を食べる手間を惜しまないことが大切です。

ぜひ皆さんも「本物」の野菜に出会ってくださいね。