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蛋白質が不足すると・・・

「蛋白質を十分とれていますか?」と聞かれるとみなさんどう思われますか?
1日に必要な蛋白質の量は体重1㎏あたり、1(普通の人)~1.5g(アスリートやストレスが多い人)と言われています。体重60㎏でしたら60g~90gになります。
「それってどれくらいの量なん?」と思われた方は下の表をみてご自身がとられている蛋白量を摂取量を想像してみてください。
まぐろ3切れ(30g):9g 
あじ30gやぶり30g:6g 
卵1個:6g 
牛肉30g(油なし):6g
牛乳1杯:7g
納豆1パック:6g
などなど。
かなり蛋白質は意識してたべないと必要な量は確保できません。
加熱調理をすれば、蛋白の含有量も減りますので注意が必要です。
さて、食事に蛋白質が不足したらどうなるでしょうか?
人間の体のほとんど(皮膚や筋肉、血液や内臓、神経伝達物質などすべて)蛋白質で出来ています。
蛋白質が不足すれば、
①皮膚→傷が治りにくい
②筋肉→疲労回復が遅れる
③神経伝達物質の不足→うつ病、不眠、記憶力の低下
④血液/免疫系→貧血や免疫力の低下などの症状がでます
また、「動物性たんぱく質は身体に良くない」と聞き、植物性のタンパク質ばかりとる人もいますし、逆に肉ばかり食べる人もいます。
和食はバランスが取れているので、最近では和食が見直されてきていますが、和食中心だと基本的に肉不足です。
現代社会においては食事のみから、バランスよく、必要なタンパク質を取ることは非常に困難であり、実際に食事のみからバランスよく食べれている人は私の周りでは見たことがありません。
蛋白質をとりすぎたら腎臓に悪いのではといって蛋白質を十分にとらない人もいますが、健常人(腎臓が悪くない方)が蛋白質をとりすぎたら腎臓が悪化するという科学的根拠はありません
どういう蛋白質の取り方が望ましいのかについてもセミナーでお話ししております。