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自律神経とカフェイン

自律神経に悪影響を与えやすい「カフェイン」がテーマです。

カフェインによる交感神経興奮作用は短時間(20~30時間)ほどで効果がありますが、一時的な効果しかないために、しばらく経つと覚醒状態は終わってしまい「もう一杯!」となっていきます。

体や脳が疲れている状態にも関わらず、無理やり交感神経を刺激して働かせていることもあるかと思いますが、結果、自律神経のバランスが整わなくなり、カフェイン中毒を患ってしまう可能性があります。

一般内科の診察していると100人に1人くらいはカフェイン中毒でカフェインの利尿作用で、脱水になっている方はいるように思います。

今までは、それほどカフェイン入りのものが好きでなかったのに、急にたくさん飲むようになる場合は、その方が交感神経を無理矢理興奮させたい背景/理由があるわけで、そんな時がまさに未病状態なわけです。

単にカフェインをやめさせるだけでなく、カフェインをたくさん飲むようになった理由を知り、改善方法を確立する必要性があります。

交感神経興奮はカフェインの直接的な作用だけでなく、カフェインの利尿作用でも起こります。

利尿作用が強くなりすぎると、交感神経は興奮しやすくなり、血圧があがりやすく、いらいらしたり、攻撃的になったりします。

なので、カフェイン入りの飲料を飲んでいるのに、逆に、口が乾く、いらいらするという自覚が出てきたら要注意。

カフェイン中毒の可能性があり、カフェイン入りのものをやめて、水をとる必要があります。

珈琲や紅茶が大好きな方は要注意です。